> 腰椎椎間板ヘルニア

 腰椎椎間板ヘルニアの手術は、内視鏡又は顕微鏡を使用した傷口の小さい低侵襲な手術が一般的となっております。当院ではどちらの手術法も可能でありますが、それぞれに利点・欠点があり、個々の症例に応じて最適な手術法を選択するようにしております。

※術前に理学所見・MRI等の画像所見からヘルニアがどこに存在し、どの神経を圧迫しているかを診断するわけですが、術前診断が100%正しいとは限りません。目的のヘルニア塊を切除しても神経根の動きが悪い等の指先の感触で他に圧迫因子があるのではと疑い神経根の走行に沿って探索した結果、神経孔内に遊離したヘルニアの断片を認めるような例もあります。また周囲組織との癒着やその他の圧迫因子を認めることがあります。このような場合では、低侵襲であればある程(特にピンポイントでヘルニアのみ切除する場合)見逃す危険性が高くなり、ある程度マクロ的にみた術中所見も重要と考えています。

<一般的な経過>
 手術前日     入院
 手術日      手術(軟性コルセット装着)
 術後3日〜    車イス開始
 術後4日〜    歩行開始
 術後7ー14日  抜糸後退院へ (早期退院希望の方は外来で抜糸)

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