> 上肢の外傷

<Floating Shoulder>
 70代男性。仕事中2階から1階に転落し受傷、救急車で当院受診し左肩甲骨頚部骨折・左鎖骨粉砕骨折(Floating Shoulder)と診断し入院した。幸い、胸廓・肺損傷は認めず、2日後に手術(観血的整復固定術)を施行した。
 最終観察時、若干の可動域制限認めるものの、日常生活動作 (ADL) に支障ない。

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術前X線

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術前3DCT

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術後X線

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抜去時X線

<肩関節脱臼>
 肩関節は一度脱臼すると、その後脱臼しやすくなるため (反復性肩関節脱臼)、注意が必要である。

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前方脱臼(整復前)X線

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前方脱臼(整復後)X線

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後方脱臼(整復前)X線

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後方脱臼(整復後)X線

<肩鎖関節脱臼>
 50代女性。自転車で転倒し受傷、右肩鎖関節脱臼と診断し入院、手術(観血的整復固定術:肩鎖関節プレート)を施行した。
 術後3ヶ月で内固定抜去を行い、最終観察時、日常生活動作 (ADL) に支障ない。

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受傷時X線

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術後X線

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抜去時X線

<鎖骨骨折>
 20代男性。自転車で転倒し受傷、右鎖骨骨折と診断し、保存療法(クラビクルバンドと三角巾固定)ではなく手術療法を希望されたため入院、手術(観血的整復固定術:canulated screw)を施行した。
 術直後より疼痛は著明に軽減し外固定も三角巾のみで満足度は高かった。
 最終観察時、骨癒合良好で外来にて内固定抜去を行った。

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術前X線

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術後X線

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最終観察時X線

<鎖骨遠位端骨折>
 30代男性。自転車で転倒し受傷、左鎖骨遠位端骨折と診断し、入院、手術(観血的整復固定術:肩鎖関節プレート)を施行した。
 術後3ヶ月で内固定抜去を行い、最終観察時、日常生活動作 (ADL) に支障ない。

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術前X線

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術後X線

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抜去後X線

<上腕骨近位部脱臼骨折>
 60代女性。自転車同士の事故で受傷、右上腕骨近位部脱臼骨折を認め直ちに徒手整復を行い、翌日手術(観血的整復固定術:髄内釘)を施行した。術後、体幹包帯固定を行い術後3週より可動域訓練を開始した。最終観察時、軽度の可動域制限認めるものの、日常生活動作 (ADL) に支障ない。

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術前X線

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術後X線

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最終観察時X線

<上腕骨近位部脱臼骨折>
 80代女性。歩行中転倒し受傷、左上腕骨近位端脱臼骨折と診断し徒手整復を試みるも整復不能であった。粉砕しており高齢であったため手術は人工骨頭挿入術を選択した。術後1週より他動可動域訓練を行い、最終観察時、軽度の可動域制限を認めるものの、疼痛ほとんどなく日常生活動作 (ADL) に支障ない。

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術前X線 & 3DCT

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術後X線

<上腕骨骨幹部骨折>
 70代女性。施設入所中転倒し受傷、左上腕骨骨幹部骨折と診断し観血的整復固定術(髄内釘)を行った。術後1週で元の施設へ転院した。

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術前X線

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術後X線

<上腕骨遠位部粉砕骨折 (T・Y型)>
症例1
 50代女性。転倒し受傷、左上腕骨遠位部粉砕骨折を認め手術(観血的整復固定術: tension band wiring)を施行した。術後、ギプスシーネ固定を行い他院へ転院した。

症例2
 50代男性。自転車で転倒し受傷、右上腕骨遠位部粉砕骨折(開放性)を認め手術(観血的整復固定術: double plating)を施行した。術後早期より可動域訓練を行い、最終観察時、可動域は屈曲140°, 伸展 -15°でADL上特に支障ない。

症例1
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術前X線


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術前3DCT


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術後X線

症例2
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術前X線


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術前3DCT


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術後X線

<肘関節脱臼+肘関節側副靭帯複合体損傷
 13歳男性。他院にて右肘関節脱臼の診断で整復するも不安定性認め当院紹介受診、右肘後外方脱臼, 内・外側側副靭帯損傷, 屈筋群断裂, 伸筋群付着部剥離骨折の診断で手術を行った。
 リハビリテーション加療を行い、スポーツに復帰している。

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受傷時X線

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整復後X線

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術後X線

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最終観察時X線

<肘脱臼骨折 (内上顆骨折, 外側側副靭帯損傷合併)
 10代男性。跳び箱で転倒し受傷、右肘脱臼骨折(内上顆骨折・外側側副靭帯損傷合併)を認め手術(観血的整復固定術)を施行した。
 最終観察時、骨癒合認め、可動域制限・不安定性・疼痛なく特に支障ない。

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術前X線

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術後X線

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最終観察時X線

<肘脱臼骨折 (鉤状突起骨折合併)
 20代男性。自転車で転倒し受傷、左肘脱臼骨折(鉤状突起骨折合併)を認め手術(観血的整復固定術)を施行した。
 最終観察時、骨癒合認め、可動域制限・不安定性・疼痛なく特に支障ない。

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術前X線

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術前3DCT

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術後X線

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最終観察時X 線

<モンテジア骨折
 11歳男性。フットサル中に相手と接触し転倒受傷、他院受診し右肘モンテジア骨折(右橈骨頭脱臼+右尺骨近位端粉砕骨折)の診断で当院へ紹介され入院、手術を行った。 
 最終観察時、特に支障なくスポーツに復帰している。

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術前X線

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術前3DCT

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術後X線

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抜去後X線

<橈尺骨骨幹部開放骨折>
 30代男性。仕事中機械に挟まれ受傷、左橈尺骨骨幹部開放骨折の診断で同日緊急手術(観血的整復固定術)を施行した。
 最終観察時、特に支障なく復職している。

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術前X線

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術後X線

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最終観察時X線

<橈骨遠位端粉砕骨折>
 70代女性。風呂場で転倒し受傷、左橈骨遠位端粉砕骨折の診断で手術(観血的整復固定術+創外固定術)を施行した。術後2週で創外固定器を除去し可動域訓練を開始した。
 最終観察時、若干の可動域制限が残存するものの疼痛なく日常生活に支障ない。

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受傷時X線

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術後X線

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最終観察時X線

<月状骨脱臼>
 60代男性。仕事中脚立より転倒し受傷、他院より紹介され当院受診、左手月状骨脱臼と診断し手術を行った。

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受傷時X線

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受傷時3DCT

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術後X線

<中手骨骨折>
 20代男性。壁を殴り受傷、右第5中手骨骨折の診断で手術(観血的整復固定術)を施行した。外固定は行わず、術直後より可動域訓練を開始した。
 術後5週間でワイヤーを抜去し、最終観察時、可動域制限・疼痛なく特に支障ない。

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術前X線

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抜去時X線

<指PIP関節内骨折>
 50代男性。仕事中、木材を切る電動カッターで右示指を切り受傷、当院受診し緊急手術を行った。
 特に支障なく仕事に復帰している。

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最終観察時X線

<骨性槌指>
 30代男性。野球中ボールがあたり受傷。左中指骨性槌指の診断で手術(観血的整復固定術:石黒法)を施行した。
 術後5週間でワイヤーを抜去し、最終観察時、伸展制限・疼痛なく特に支障ない。

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最終観察時X線

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