> Cervical Flexion Myelopathy (平山病)

 若年者に多く、頚椎の前屈により脊髄の圧迫を生じ、上肢のしびれ、筋力低下、筋萎縮等生じる病態です。通常のMRIでは、異常認めないことが多いため、診断が困難で“精神的なもの”とされていることも少なくありません。

<症例>
 20代女性。数ヶ月前より右上肢のしびれ、筋力低下を自覚、他院受診するも特に異常がないといわれ経過をみていたが改善しないため当院受診。MRIでC5/6レベルの脊髄前方右側にわずかに信号異常認めたため、上記疾患を疑い前屈位でのMRIを施行し確定診断した。頚椎カラー装着し、安静を保つことで症状軽快した。

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MRI 矢状断像

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MRI 水平断像

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